症状が出たらすぐに診察を。
緑内障は、初期の段階では自覚症状がありません。
また急速に発症することがある病気です。
・目の瞬きが多くなる
・目を閉じている
・目が濁っている
・動きが少なくなる
といったオーナーの日頃の観察で気が付くレベルの症状が出ている段階では、緑内障が発症している可能性が高いです。
実際、動物病院で発見される緑内障の犬の多くが既に失明もしくはそれに近い状態であるといわれています。
定期的な検査と、異常が見られたらすぐに診察することが重要。
残念ながら、オーナーが愛犬の様子に気をつけることで緑内障が発症前に発見されるということは、ほとんどありません。
つまり、動物病院での定期的な検査を行うことと、異常が見られたら病院へすぐに行くのが最良の方法です。
また、定期的な健康診断や投薬の一環として眼圧検査などの緑内障検査を依頼することで、眼圧の上昇の兆候をつかみ、発症しないうちに眼圧のコントロールを始めることができます。
ただ、一言。
「先生、緑内障も気になるので、今後、眼圧検査もお願いします。」
これだけで、愛犬の光が、守られるのです。
犬の緑内障の具体的な検査について
緑内障およびその兆候を発見・診断するために、様々な検査方法があります。
眼圧が一定以上の数値になるなど、緑内障の疑いが強い状態である場合、複数の検査を行い総合的に眼の状態を判断します。
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緑内障の状態を調べるためには欠かせない検査です。
一般的には、眼圧計という機材を使って計測します。